まずはこのとある日のスーパーマーケットの広告をご覧ください。
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Oxi Cleanという洗濯用洗剤の特売なのですが、この表示の中には4つの価格が表示されています。

一番わかりやすいのは3.99という数字。これはこのスーパーの会員カード(もちろん登録無料)を持っている場合の金額です。
”YOU SAVE  1.00"となっているので、通常価格は4.99です。
さらに左側に$3.00 OFFなる数字。これは毎週日曜日の新聞に折り込まれている、メーカー発行のクーポンがあることを意味しています。スーパーでもこれらのクーポンは折り込まれた状態で新聞が販売されていますので、日曜だけ買いに行けばゲットできます。
また、多少金額が異なりますが、ネット上にもプリントアウト可能なクーポンがあったりします。

まとめるとこんな感じ。5倍も価格が違うのです!

0.99 会員カードを持っており、クーポンも持っている
1.99 クーポンだけを持っている
3.99 会員カードだけを持っている
4.99 何も持っていない 

この例に限らず、アメリカの小売価格は「取れるところから取る!」が本当に徹底されています。
手間を惜しめばしっかり価格に反映されるということです。

他の例を挙げるとペットボトルの水。
スーパーでは24本入りで$3.00(1本12セント!)で売っていますが、同じスーパーの中でもコールドケースに入った水は1本$1.50で売っていたりします。今すぐ冷たいものが飲みたい人には高く売るということです。
ひどいのは空港で、ご存じのとおり、ペットボトルは保安検査所で捨てなければなりませんが、その後の売店では$3.00で売っています。スーパーの水と比べるとその差24倍!
取り上げておいてふざけるな!と思いますが、これがアメリカという国のようです...